探偵には恋愛工作が可能なのか

探偵には恋愛工作が可能なのか?

恋愛がうまく行かずに、追い詰められた心情で探偵に相談をする方は後を絶たない。

このような恋愛絡みの相談は「何を目的に調査を実施するか?」によってご依頼人が納得する調査になるか?が大きく異なっていく。

恋愛相手に変化を求めて調査を実施しても、多くの場合は「調査費用の無駄」という結果に終わってしまう。

それならば、恋愛相手のデメリットに発展しそうな情報を得る調査を実施することにより、恋愛相手の信用を得る事が望ましいと探偵目線からは見える。

恋愛相手が御依頼者を信用し信頼関係が芽生える事によって、関係が発展することが望ましい恋愛へのステップと考えるからである。

恋愛のお手伝い

ここから先は探偵が手出しする次元のお話しでは無く、「個々の想い」が大きく関わるお話しになる。どれだけ恋愛感情を相手に対して表現し想いを伝えるか?にかかる。

時には悪意に満ちた調査依頼であったり、犯罪に加担させる調査を依頼する人もいる。

探偵は「恋愛のお手伝い」を実施できる場合もある。

いわゆる恋愛工作に近い。

例えば、想い人の日常行動を調査で把握し、情報として依頼人に伝える調査を行う。結果として自然な出会いを演出するお手伝いなどが期待できるのである。

考え方を変えると「ストーカーと紙一重では?」との不安を覚える方も存在するようだ。

しかし、恋愛感情が芽生えることは相手を知りたいと考える行為そのものと言え、ストーカーと同一とくくってしまうならば恋愛という行為を全否定することにならないだろうか。

恋愛工作は果たして・・・?

これについては一言で答えを出すことはできない。

違法調査にならないように

もし、御依頼者の恋愛感情が行きすぎているならば、探偵は必ずアドバイスや助言をお伝えすることだろう。

現在、探偵業法に沿った業務を実施している探偵業者ならば、間違いなくお金の問題以前に「違法性の有無」が調査する時点で優位性が高い関心事項なのである。

この優先順位を逸している探偵との調査契約は危険であり、事件性・違法性が高い調査であっても報酬に目が眩んでしまう探偵は「探偵失格!」なのだと認識していただきたい。

現在、違法性が問われる調査は幾つか存在している。

そもそも、恋愛の熱に犯され我を見失い探偵に調査依頼する、という行為自体も危険な発想なのであり、探偵がすぐさまその報酬に目が眩んでしまったならば「違法行為」に走る危険性があるということだ。

冷静に考えてみる

とにかくいったん冷静になって客観的に考えてみる努力が必要である。

決して探偵の助言だけを鵜呑みにするのではなく、自身でも下調べを実施した上で調査可能か?判断することが望ましい。

他人を調べるということは何をやってもいいということではなく、その点をはき違えると社会的にも法律的にも大きく道を外してしまう。

プロの探偵はそのあたりの越えてはいけない一線をわきまえている。

プロとは言えない探偵は金のために違法な調査も平気で実施するため、探偵を見極める目も持ってほしい。違法な調査は依頼者も共犯になるリスクがある。

犯罪者になってしまっては恋愛の成就など考えられなくなってしまう。ご自身の依頼しようとしていることが犯罪でないのかどうかも熟慮する必要がある。

探偵の良心にゆだねるのではなく、まずご自身で事前によく考えることが重要だ。欲望のまま探偵に依頼したことにより人生が狂ってしまう場合もある。

ご依頼者にも越えてはならない一線があるのだ。