浮気や不倫を続ける方が呼ばれる世間からの呼称は「愛人」である
既婚者の男性と浮気や不倫を継続的に行っている女性は世間から「愛人」と呼ばれるに相応しい。当然、浮気相手の奥さんが不倫相手の女性の存在を認識していれば「愛人決定」である。
現代は愛人の定義が多様化した感があり、昔のように「2号」や「めかけ」といった表現とは異なると言える。
もっと軽い関係であり、現代の若者の認識ではセフレと呼ばれる肉体関係のみの不倫関係も女性側は愛人と表現するらしい。
若い女性の電車内での恋愛話が耳に入ってしまったのだが「水商売のアルバイト先」で不倫関係の入口を経験する娘が多く存在しているとの話だった。
話をしていた若い女性は推定年齢20前後の学生である。
お金目当てな不倫関係が殆どであり、この状況に危機感を憶えない神経の持ち主が愛人体質なのだと力説していた。
若い娘にしては説得力のある言葉に感心した事を憶えている。
若すぎる愛人たち
正直なところ探偵をしていて愛人を調査により特定して毎回思う事が「愛人が若すぎる」事なのである。
多くの愛人と呼ばれる女性は、男性の年齢マイナス20歳から30歳は年齢差が生じている事が珍しく無い。
仮に会社社長である60歳の男性と入社8年の従業員女性が愛人関係にあったならば年齢差30歳である。
このようなケースが実に多く存在しているのである。
若い女性は生活苦がつきものである衣食住に困ることも珍しくなく、金銭的余裕が無い状況下で選択できる事は「食べない」か「誰かにご馳走してもらう」のいずれかしか選択肢がない。
新卒で誰の援助もなく生活して生きてゆくには厳しい状況であるといえる。
誰かに「ご馳走して貰える食事」がいつしか「援助され肉体関係」に発展しているとも考えられ、愛人が若い理由はこのあたりに事情があるのだと理解している。
現代の愛人事情を語る上で欠かせない援助の実態は感心がつきることはない。
高級な賃貸マンションに家族で暮らす愛人一家は本当に実在し「その家賃も月々40万円」ほどだったと記憶している。
週に数回訪れ、くつろぐ男性の援助により生活がなりたっているのである。
以前に仕事をしていた期間もあったが殆どが援助により成り立って生活してきているとのことだった。
愛人であるその方は年齢27歳で幼い子供が2人いて「子供の父親は当然出資者」であるとの話である。
愛人の「理想的なケース」があるとするならばこの方のようなケースであろう。
私の仕事上お知り合いであるこの方は「正直、相手の心変わりで破綻する生活なので安心したことは一度も無い」と話す言葉が印象的だった。